2007年製のコアロハコンサートウクレレ ピカケ KCM-10/Pikake です。ツヤを抑えたサテン仕上げのピカケ・シリーズのコンサートモデルになります。ピカケ・シリーズはいったん販売完了となりましたが最近ロイヤルピカケとして再販されています(販売価格：20万円程度)。この年代のコアロハのディテールはシンプルで落ち着いている所が気に入り手に入れました。 ボディーはオールハワイアンコア単板で、ネックはマホガニーの削り出し、指板とブリッジはハワイアンコアの仕様です。角度によってボディー全体にうっすらとカーリーコアの杢目が見られ、サテン仕上げのためボディー表面はサラサラで抱えていて気持ちいいです。 押さえやすい広い指板（38ミリのナット）と細めのフレットで、非常に弾きやすく、珍しい13フレットジョイント（全部で17フレット）でソロ引きにも適しています。 コアロハの特徴である「とげとげスタイル」のヘッドと指板エンドがアクセントになって可愛いウクレレだと思います。音はコアロハ独特の内部構造により明るく軽やかな音色で、音がバーンと前に出る感じで、大きな音で鳴ってくれます。現在Lo-Gの弦を張っていますが、ナット加工していませんのでHi-G仕様への変更も問題ありません。 知り合いが2008年にハワイ旅行に行った際にワイキキの「ウクレレハウス」で購入したものを譲り受けました。ヤシの木の模様が珍しい当時の「ウクレレハウス」のハードケースが付属します。 使用頻度は少なく、弦を緩めてハードケースに入れて自宅保管していたため、経年からすると状態は非常に良く、ピック傷などもありません。ただ、最初からボディー側面とトップに小さな白っぽい木材の模様（キズ？）がありました。また、ラベルに汚れ、ハードケースはそれなりの傷みが見られます。詳しくは写真をご覧ください。弦高、ネックの反り、ブリッジやフレットの状況も良く、演奏には全く問題はありません。写真をご覧くださり、納得の上ご購入をお願い致します。