兜木の50号ニブを搭載した手造り万年筆です。 小傷があったり、金具がくすんでいるなど、状態はそれほどよくはありません。時代も経っていますので、「傷あり」にしてあります。 しかし、何と言ってもペン先作りの名人・兜木銀次郎作の50号ニブは日本の手造り万年筆の最高峰の一つです。 ペン先は、現代の万年筆に比べるとしなりがあり、やや柔らかいですが、紙当たりの柔らかさよりも非常にキレのある文字が書けるのが特徴だろうと思います。アルファベットよりも日本字を書く方に合います。 兜木の50号ニブは、モンブラン149クラスの大きさの太軸に付けられているのをよく見ますが、こちらはそれより小ぶりで扱い易いサイズです。モンブラン146に近いサイズ感です（写真8）。146をベスト型にしたら同じくらいになるかという感じです。 日本の手造り万年筆伝統のインク止め式です。内部のパッキンの状態は分かりませんが、Oリングを噛ませてアイドロッパーとして使用していました。その限りではインク漏れはありません。 天冠などが擦れていますので、お値段下げました。 お値段交渉承ります。ご希望の金額がおありでしたら、コメントくださいますよう。