この茶碗は、京都の伝統陶芸を代表する作家・加藤昌山による作品で、雅やかな御所車の絵付けが特徴です。御所車は、平安時代の貴族文化を象徴する文様であり、華やかでありながら品格を感じさせるデザインです。背景には扇や山水などのモチーフも丁寧に描かれ、茶碗全体で物語を感じさせるような構図が広がっています。 白地に施された色彩は鮮やかでありながら落ち着きを持ち、伝統的な京焼の美意識を感じさせます。茶碗の裏には作家の印が刻まれ、加藤昌山の確かな技術と芸術性を証明しています。 さらに、セットには黒塗りの棗（なつめ）が付属し、金彩で描かれた松の意匠が気品を添えています。華やかな袋には孔雀が描かれ、全体を通じて格調高い雰囲気が漂います。 この茶碗は、茶の湯の席での使用に最適であるだけでなく、京焼の伝統美と加藤昌山の卓越した技術を鑑賞する美術品としても価値の高い一品です。日本の伝統美を象徴するこの作品を、ぜひお手元にお迎えください。 陶磁器の町、佐賀県伊万里市在住で古物商（第911100009525）を営んでおります「陶磁器ヨーソロー」と申します。 古伊万里、現代作家もの、個人で製作活動しているレアな窯元、有田焼伊万里焼の陶磁器を中心に出品しております。 未使用品に関しては陶磁器商社、骨董に関しては古物競りやコレクター依頼品でございますので、ご安心くださいませ。