オリジナルは1898年にフランスで発売されたテオフィール・アレキサンドル・スタンランの画集「Des Chats par Steinlen- Images Sans Paroles」。83年後の1981年にリブロポートから日本語版が発売されました。フランス文学研究者の杉本秀太郎氏が、日本語版序文を書いています。 全26ページ、モノクロの猫の素描集です。猫の可愛さもさることながら、ページごとにひとつらなりのお話になっていて、見ていて飽きません。表紙はもちろん、中のページも、そのままポストカードなどになっているようです。 函は全体的にイタミや経年劣化が見られます。また比較的新しいキズも表面にあります。写真参照の上ご検討願います。ケース自体はしっかりしていて、歪み、破れなどはありません。 本体は背表紙に色褪せが見えますが、キズやヤブレ、染み、角折れ、小口や中身の変色などもなく、45年前の本としては、表紙の色も鮮やかで、綺麗な方だと思います。帯は外れた状態で中に挟まれていました。(「猫画集の原典」などと書かれています) 2012年に入手した時は1万円前後だったと思います。現在は更に高騰していようで、¥12,000〜20,000ぐらいで推移しているようです。函が傷んでいるとは言え希少本なので、この価格としました。46cm×32cm×2cmの大判です。スタンランの猫が、画面いっぱいに横溢しています。読むのもよし、ページを開いて、飾って置くのもいいと思います。 猫好きの方に、是非！ #スタンラン #猫 #画集 #1900年代 #ポスター