〈説明文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉 ①「はなはなみんみ物語」 ★1991年第12刷発行。紙カバー付き。 ★カバー＝保管上のスレ傷有り。 ★本体＝三方に経年ヤケ、汚れあり。小口角上部 　　　　に汚れ有り。 ②「ゆらぎの詩の物語」 ★2007年第17刷発行。紙カバー付き。 ★カバー＝背の下部に破れ傷有り。（画像参照） 　　　　　保管上上のスレ有り。 ★本体＝小口と地に薄く汚れ有り。背の下部に傷有 　　　　愛読者カード付き。 ③「よみがえる魔法の物語」 ★2007年第17刷発行。紙カバー付き。 ★カバー＝保管上のスレ有り。 ★本体＝天と小口に汚れ有り。 　　　　愛読者カード付き。 ★★3冊とも、製本は堅牢で、本文ページ内に目立つシミ汚れ等無く、経年比で良い状態です。★★ 　初読時、兎と小人の、可愛らしい本庄ひさ子氏の絵にとても心惹かれたのを覚えております。 　読み進むに連れて、挿絵の魅力は変わらぬものの、内容は戦争で激減した人口や、損なわれた文化を如何に復興していくか、という重いテーマだったので驚いたのでした。 　小人大戦争、となっていますが、第二次大戦と受け取れます。戦時に小さな子供であった父母と、その子供であるはなはなとみんみの双子。世代的に、私は、はなはな達と同じだ！と同調して読んでおりました。 　一家族だけの生き残りでは、将来的な伴侶も得られない為、一家は住み慣れた森を出て、同族探しに乗り出します。旅を経て、魔物羊人の住まう岩山へ辿り着き、戦いの末、囚われていた仲間を救出します。 　その後、小人の故郷へと船出していく訳ですが、本当に壮大な物語となっています。小人たちが使う魔法三種も、空を飛び、海に潜り、（バビル2世を思い出す私）投げる（テレパシー）、も面白さを倍増します。 　また、小人達の食べ物が美味しそうです。胡桃パン、きなこ汁、わかめ煎餅、胡桃パイ、干しパン（乾パン？）緑のもとスープなどなど。 　戦争を直に知っている作者が、反戦と、子供達の未来への希望を込めて描いた物語。是非読んで頂きたいシリーズです。リブリオ出版の懐かしいハード製本版、如何でしょうか。 　個人保管の古い本です。状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。 　古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。