オリジナルは1898年にフランスで発売されたテオフィール・アレキサンドル・スタンランの画集「Des Chats par Steinlen- Images Sans Paroles」。83年後の1981年にリブロポートから日本語版が発売されました。 表紙こそ「ヴァンジャンヌの殺菌牛乳」に似ていますがポスターは載っておらず、全26ページ、モノクロの猫の素描集となっています。ただの素描ではなく、1ページごとにストーリーがあり、猫好きの方は見ていて飽きない内容です。 入手時点で帯は外れていましたが本体に挟まれていて、「猫画集の原典・完全復刻」と書かれています。 全体的に(特に外装)イタミ、変色などの経年劣化が見られます。函はだいぶ傷んでいますが本体はそれほどでもなく、読む分には問題ありませんでした。 ¥2,100の古本屋の値札が付いていますが、10年くらい前に入手した時は1万円前後だったと思います。出版したリブロポートも今はなく、入手困難となっているようで、今では高騰しています。 46cm×32cm×2cmの大判です。