全体的に強い銀化が見られ、発色がとても美しいローマングラスです。 ローマングラス の中には数百円で購入できるものもありますが、この品はそういったものとは銀化の美しさが全く違います。 一面は中心に向かって吸い込まれるように赤や黄色、青などの銀化が美しく輝いており、もう一面はまるで宇宙に散らばる星のようにシルバーを中心に沢山の色が光って見えます。 大きさは直径が約6cmの円形です。 光にかざしてみると元々のガラスの色は青色だったことが分かります。 全ての写真はiPhone 11 Proで撮影しており、画像の加工は一切しておりません。 コレクションの整理の為に今回出品することに致しました。 偽物も多いようですが、本物と偽物を見分ける方法としてガラスを水に濡らし、パティナ(銀化している膜)が消え元のガラスの色に戻るものが本物 銀化の幕が消えないものが偽物、という判断方法があります。 念の為、水に濡らした状態の写真も載せますのでご確認下さい。(乾くと元に戻ります) ただこちらのガラスは発色が特に強いのとパティナの厚い部分が多い為、濡らしても若干発色が見える部分があります。 またパティナは油分に弱い為、素手で触る際はハンドクリームなどを塗った状態で触らないなど取り扱いには十分注意をして下さい。 ローマングラスとは1000年から2000年程前のガラスが特定の環境で1000年以上土に埋もれることでガラスの成分と土の成分との間に化学変化が起き、パティナと呼ばれる膜が形成され美しい色に輝くものです。 1000年以上前に同じ人類によって作られたものが長い年月を掛けて美しく変化し、現在自分の手元にあると考えると感慨深いものがあります。 またローマングラスと呼ばれてはいますが、こちらはアフガニスタンで産出されたものです。 ガラスの銀化には程よい乾燥が必要で、アフガニスタンやシリア、レバノン等で見つかることが多いようです。 ぜひお手にとってこのガラスが土の中で眠ってきた永い時の流れやこのガラスを使用していた当時の人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。