＊幕末に奄美の風土・風俗・風習・昔話などを記録した名越左源太（なごやさげんた）という薩摩の侍が残した「南島雑話」を元にした本。 とにかく分かりやすく面白い。挿絵も情報が多く、なかなか知ることの少ない当時の奄美の実態を知ることができます。 ＊南方新社より「新南島雑話の世界」が発行されていますが、原書は入手困難。ページにシワ、やや反りがありますが書込・線引もなく、状態は良い方だと思います。 ●「南島雑話の世界」名越護=著 定価:¥1500+税/四六/283P/南日本新聞社 2002年５月25日　第１刷発行 状態 ◆カバー…スレ ◆帯…スレ・キレ ◆本文…天シミ・ページシワ・反り・開き癖 目次 □複眼で奄美を読む □南島雑話の魅力 ■民族と風土 □歌掛け □八月踊り □シチャガマ □婚姻 □ノロ □オムケ □アラボバナ □地ガタメ □ノロの樹上葬 □枝手久─ハブの島・死者の島 □ユタ □咎落とし □あづらね祭り □家造り □高倉 □稲作 □焼き畑 □シイの実 □アダン林の幽霊 □ミキ（神酒） □養蚕 □芭蕉 □ハヅキ（入れ墨） □産屋の火 □横当島 □雪隠 □血の川の謎 □豪傑当済 □実徳・佐和雄の唐噺 □ゾブリ ■奄美図譜 ■生き物 □ワニを食べる □九万疋魚釣り □ネズミ □チリモヌ □ナマトヌガナシ □ケンモン　 ■奄美と薩摩 □黒砂糖収奪 □家人の増加 □カンティミ悲話 □砂糖抜け荷 □コラム「亡霊のしわざ？」 ■佐源太伝 □お由羅騒動 □大島流罪 □風待ち □小宿蟄居 □村人との交流 □流人さまざま □夢留 □異国船の来航 □西郷と佐源太 □「南島雑話」の誕生 □うれしい赦免 □佐源太その後 □コラム「南島雑話」の新写本を発見？ ■座談会 □「“南島雑話”の世界」連載を終えて □あとがき □名越佐源太と「南島雑話」年表 #人文 #南島雑話の世界 #名越護 #南日本新聞社