【概要】 グロビデンス（Globidens）の化石です。グロビデンスはモササウルス亜科に属し、球状の丸い歯が特徴です。硬い物を砕くのに適した形状であり、アンモナイトなどの硬い生物を捕食していたと考えられています。 今回のお品は、頭骨、首骨、背骨、パドル、肋骨が揃っており、日本発初上陸の可能性が高いグロビデンスの化石標本といえる逸品です。本場モロッコとの直接ルートを有する当ショップのみが取り扱える化石です。 【詳細】 産地：モロッコ 年代：約7000万年前 大きさ：全長約83.5cm、最高の高さ約59cm、スカルのみの長さ約52cm 重量：約6,323グラム（ホルダー込みの重さ） ※ホルダー（金属製）は付属しません。ご希望の方は「1,000円＋送料」でご購入いただけます。 【入手経緯】 モロッコ現地で化石市場を取りまとめる化石ディーラーのトップから直接、譲ってもらいました。 【状態】 複雑な化石標本なので、非常に繊細です。モロッコからの輸送中にも一部が破砕していました。万全の状態で発送しますが、細かい破砕はあり得ます。ご自分で修理できる方、ご理解のある方のご購入をお願いいたします。 ※なお、化石が完全体で産出されるのは極めて稀であり、ある程度の補修や復元等が施されています（リコンストラクション・リペアー・ペイント等）。補修痕があることが通常の範囲だとお考え下さい。 ※肋骨の並び方は特に決まっていないので、写真を参考にして配置してください。なお、写真撮影の際、肋骨は輪ゴムで仮止めしているので、接着剤で固定することをお勧めいたします。 ※全ての化石はホルダーから取り外し可能です（パドルはホルダーに固定）。 【特徴】 このグロビデンスを見た瞬間、復元に携わった古生物学者、そしてモロッコの職人の力量に感嘆しました。 ※一部、化石から針金が見えている箇所があります。ホルダー型の複雑な化石標本において、それぞれの化石パーツは非常に脆く、通常、破損を防ぐため針金等で補強されています（博物館の全身骨格も同様です）。補強されていない場合、触れただけで化石が折れるなど、耐久性に問題があり、針金等による補強は複雑な化石標本の通例です。レプリカ品の場合は素材自体に強度があり針金等による補強が必要ないので、針金等で補強されていることが本物の化石標本の証明となります。