天目染とは、天目茶碗という鉄釉のかかった茶碗の模様にちなんだもので、鎌倉時代以来の伝統的な染色技法です。地染めした生地を乾かす前に、おがくず(多くは杉の引粉)を掛けることで染料を吸収させ、天目茶碗をイメージさせる斑(まだら)模様を浮かび上がらせます。染める生地や染めた時の湿度などにより全く同じ物を染め上げるのは不可能なため、その染め上がりを確認するのは釜から出てくる陶器に通じるものがあります。天目染に何とも言えない不思議な魅力があるのは、二反と同じ色合・模様を再現できない唯一無二の模様だからでしょうか。 こちらは作家名こそわかりませんが、単色かそのグラデーションによる作品がほとんどの中、多色使いのパステルカラーが貴重で珍しい逸品です！ ◆身丈(背中心)　157.5cm　 　※肩山からだと161.5cmあります。 ◆袖丈　48.5cm ◆裄　67.5cm ◆前幅　25.3cm ◆後ろ幅　30.2cm ◆広襟　ホック式 ◆ガード加工済み ◆下前衽に落款あり 一度着用後、京洗いクリーニング済み。新品同様に気持ちよくお召しいただけます。 たいへん細やかな模様で無地感覚にお使いいただけるので、帯合わせがしやすく、様々なシーンで思い思いの装いをお楽しみいただけます。画像6枚目以降は、帯のコーディネート例です。 【A】現代調の華やかな袋帯でパーティーへ 【B】箔使いの格調ある名古屋帯でお茶席に 【C】美しい刺繍の名古屋帯で上品に 【D】個性的な染め名古屋で趣味のお集まりへ 帯とセットで購入を希望される方は、コメント欄よりお問い合わせください。セット価格をご案内します。 身丈(肩山から)...165〜169cm 身丈(肩山から)...160〜164cm