多くの出品物の中から、わたしが出品する商品に目を留めて頂き、ありがとうございます。約30年に渡って個人的な趣味で収集してきたヨーロッパで製作/出版された古地図をご興味のある方にお譲りしたく、出品します。 （商品説明） 　　タイトル：　 Batavia 　　発行年代：　1669-1715頃 　　サイズ　：　イメージ　　　縦　　26.7cm　　横　　35.3cm 　　　　　　　　シート　　　　縦　　36.0cm　　横　　41.5cm 　　　　　　　　マット加工　　縦　　43.5cm　　横　　52.3cm 　　出版者　：　Arnoldos Montanus 製作者　：　Van der Aa 　　作成方法：　銅版画、彩色無し 　　状態　　：　出版当時のオリジナルの余白がしっかりと残り、プレス跡も綺麗に出ており、しかもシミ汚れもないとても良い状態である。また彩色が無い為、当時の著名な彫版師ヴァン・デル・アーアの版刻技術の高さを存分に感じられる素晴らしい作品であす。本品は幅広のブックマット加工がされ、そのマットには数本のライン装飾が施されていますので全体としてリッチな仕上がりです。部屋に飾ることなく長期に渡って自宅にて保管していた為、本品は私が購入した際の良好な状態のままで極端な劣化は見られません。 （商品解説） 　　　本図は、インドネシアの首都Batavia（バタヴィア：現在のジャカルタ）の城壁に囲まれた街並みと周辺の土地の様子を紹介する地図で、モンタナウスの名著「日本史」に挿入された一枚となります。オランダ東インド会社のアジアにおける本拠地ですが、中央上部にバナースタイルの表題、右側には主要な施設等の説明の枠囲い、その下には港湾の沖から見た景観図を配しています。また海上には大型の帆船が行き交って繁栄の様子を描画していますし、コンパスローズ（羅針盤）や測量のコンパスのほか、バナーの右横には剣と盾を持った獅子を描き加えて当時のオランダの権威を象徴的に表した作品となっております。当時の地図のエッセンスが詰まった眺めて愉しい地図の一つです。 なお、ボード裏面の右下には、購入時に包装に貼ってあったディーラーのメモを備忘としてテープ留めしてあります（最後の２枚の写真参照）。