中出輝明氏の2004年制作クラシックギター。 作成から20年経ちます、表板には軽度の浅い僅かな傷くらいは認めますが、横、裏板は傷見えず、保存状態が良く美品と言えるでしょう。表板は杉です。杉板も深みのある見栄えするビンテージ感のある良材で、太く暖かみのある音質で反応が良いです。また杉のギターにありがちな音の軽さは感じなく、高音はよく抜け、どしっとした低音もバランスよく鳴ります。流石は作家の力量であります。スプルースと比べると音は出し易いですね。 サイドとバックは漆黒のローズウッド。硬くて重い部類のローズウッド。ローズも選りすぐりの良材です。今まで見たローズウッドの中でも1番色が濃いです。 C50は当時の価格で50万円。塗装はカシュー です、扱い易く楽器の振動を妨げにくいため河野、桜井ギターでも採用している塗装方法です。 ネックはビシッと真っ直ぐ、サドル、ナット共に加工していません。セーハは楽で音はビレたりしません。弦止は付きません。配送は新品のハードケースに入れて送ります。 2011年に引退。2000年以降の杉板の作品でこれ程綺麗な状態の氏のギターは見つける事は困難です。