沖縄三線 強化張り

強化張りと呼ばれるボディが蛇皮とナイロンの二重構造になっている三線です。 非常に高い強度と耐久性を持ち、経年による音質劣化が殆ど無いのが特徴です。 ブランドは不明ですが棹の材は赤樫と呼ばれるかしの木の一種で、外国製の南洋白木の棹が流通する以前には三線の材としてもスタンダードでした。 赤樫(あかがし)について 琉球武道のトンファーやヌンチャクの材料として有名。心材と呼ばれる中心部分は赤っぽい木質で、水分が通る道管が焦茶色の縦縞模様になるのが特徴 家屋の枕木や建築材、機械材など高い硬度が必要な部分に多く用いられていた。色味こそ似て非なるものの、その特性から黒檀の代用材として三線では黒ウレタンに塗り潰されてよく用いられていた。 状態について 経年と日焼けによる蛇皮の褪色や鱗のカスれが目立ちますが破れもなくネックは弾いた形跡がなくまだまだ末長くお使い頂けると思います。 カラクイに松脂を塗布し弦と糸掛と胴巻きと組紐を交換、ネックの拭き取りなどのメンテナンスを施したので演奏面はバッチリです。 音について 張りはやや強めで、強化張りながら奥行きのある音が楽しめます。 付属品 ソフトケース 傷の見落としもあるかも知れませんのでお写真をよくご覧頂きご検討下さい。また製品自体4万円程度ですので、値段相応である事や状態はあくまで主観によりますので完璧を求める方や神経質な方はご遠慮下さい。