☆☆☆古代バクトリア☆複合体石像 ：立ち姿の女性像　 ◎立ち姿の石像で、ルーブル美術館所蔵の女神像と類似のタイプです。本体の模様は羊の毛の衣服で、模様を彫っています。もっと古いものと比べますと、模様がパターン化されています。 複合体石像は、墓所とは別の場所から発掘されるので、死者の副葬品ではなく、亡くなった人を忍ぶ為に作られたようです。今で言えばポートレイトや写真のようなものなのかもしれません。大抵、どの石像も首が上を向き加減になっていて上方を見上げる様な作りになっています。 ◎バクトリアの品物は、王国があったのが、アフガニスタンに隣接する地域の背もあり、発掘調査が進んでおらず、制作年代などはっきりしませんが、王国が存在していたのは紀元前2500から紀元前1500年頃のようで、その後、紀元前3世紀頃、ギリシャ人に支配されグレゴ・バクトリア と呼ばれヘレニズム文化の影響のある文化になります。この石像は紀元前1500年くらいのものと思われます。