襤褸のお犬です。 木製の車輪が付いています。 触り心地の硬さやほつれの隙間から稾が見えるので、中身には藁が詰め込まれていると思います。 正確な時代は不明ですが、藁が詰めてあるところを見ると、それなりの古さがあると思います。 所々にほつれや小穴があります。木製の車輪も修復箇所があります。しかし、車輪はしっかりと稼働するので、動かして遊ぶことも可能です。胴体の表生地も劣化が進んでいますが、簡単に裂けてしまったり崩壊してしまうような状態ではありません。通常の鑑賞には問題のない状態です。 片耳が取れています。 目はうつろです。 前足の具合のせいでどうしても右側に傾いてしまいますが、転んでしまうことはありません。 むしろ傾きのせいで、コーナリングを攻めているようにも見えてきます。 ご覧の通り文句なしの襤褸ですが、見捨てることのできない逸品です。 首元が寂しかったので、古い熊鈴を付けています。 こちらも非常に古いもので、紅花染の木綿色に鉄製の熊鈴が二つ付いています。 コロコロと可愛い音がなります。 鈴の方は、幕末から明治期くらいまでの時代はあると思います。 熊鈴とセットでの出品です。 時代考察などは主観に基づいています。その点を考慮して判断して下さい。 全体的に襤褸が進んでいます。そこに価値を見出せる方におすすめします。 おおきさcm 若干の誤差はご了承下さい。 横幅23 高さ17 奥行き13.5 #古道具坂田